更新日:2024.03.01

今月の家電リサイクル語録
「中部エコテクノロジー(株)藤澤社長の言葉 

中部エコテクノロジー(株)
代表取締役社長  
藤澤 龍太郎 様

「先人は結構失敗した」
失敗を恐れず、情報や技術を互いに教え合い共に成長


私自身、今年の1月、当社の社長に就任したばかりですが、
大学院卒業後、原子力分野の仕事を経てリサイクルに関わるようになり、
家電リサイクルに関しては、法の施行前から実証プラントで経験を積み、
その後、関西、関東、北海道など、現場の仕事にも携わって来ました。
長年いろいろとやってきましたが、あちこちの現場で、いろいろな失敗もし、
試行錯誤を重ねてここまで来ました。
今では、資源循環の追い風も受けつつ、現場の方々の努力によって、
時代の最先端の事業になったのではと思います。
これから家電リサイクルを担う若い世代には、
家電リサイクルは決して最初から上手くいっていた訳ではなく、
「先人は結構失敗をしてきた」ということを伝え、
失敗を恐れずに新しい時代を切り開いて行って欲しいと思っています。
そして、私たちが経験したトライ&エラーの苦い経験を、
若い世代に語り継ぐ、“語り部”たるのもこれからの仕事かもしれません。

家電リサイクルは不思議な業界です。
当社も同業他社もお互いに工場見学する際は、
必要であればある程度、写真の撮影が大丈夫だったり、
業界の交流会等で技術交流したりするなど、
同業他社はライバルであり、かつ共に高め合う同志という思いで、
特に安全や作業改善に関する技術向上に取り組んでいます。
今後も引き続き、切磋琢磨し、業界全体の発展を加速させていきたいですね。



中部エコテクノロジー(株)

冷蔵庫の解体ラインの前に立つ藤澤社長