更新日:2024.02.01

今月の家電リサイクル語録
「リバー(株)
長谷部執行役員家電統括の言葉 

リバー(株)
執行役員家電統括 
長谷部 信之 様

廃棄物を資源に


リサイクルに携わる仕事に就いてから四半世紀が過ぎましたが、
「廃棄物から資源をつくり続けたい」という思いに変わりはありません。
シュレッダー業者として、おそらく日本一多く排出している
シュレッダーダストの減容と選別技術の向上により、
シュレッダー母材を安定的に受け入れる体制を確立し続けることが、
私たちの果たすべき役割だと考えています。

およそ20年前、家電リサイクル法の施行に伴い、
動脈企業であるメーカーの管理手法などのノウハウを静脈企業である
リサイクラーへ注ぎ込んで頂いたことにとても感謝しています。
目算で行っていた検収がグラム単位の精緻な管理へ変わると共に、
それが契機となって、これまでの大雑把な考え方から
緻密な精度の高い考え方へと大きく変わり、
リサイクル業界全体としてありがたく感じています。

一方で、家電リサイクルの今後の課題として、動脈側と静脈側がより連携し、
お互いに歩み寄っていかなければならないことが挙げられます。
動脈側には「売れる商品」はもちろんですが、
「リサイクルしやすい商品」を開発段階から十分に検討して頂きたいですし、
私たち静脈側も新たな高性能の設備を導入して再資源化率の向上に
取り組んでいかなければなりません。

最後に、社名の「REVER(リバー)」は、
フランス語で「夢を見る」という意味に由来します。
これまで述べてきたことが夢で終わるのではなく、「正夢」になれば幸いです。



長谷部執行役員家電統括とPETECキャラクター エコーマン

リバー(株)様で再資源化された素材

リバー(株)様で高度選別された金銀銅滓