更新日:2024.10.01

今月の家電リサイクル語録
「拓南商事(株)川上社長の言葉 

拓南商事(株)
代表取締役社長  
川上 哲史 様

「拓鐵興琉」と「身随時応変」


弊社の社是は、創業者の古波津清昇氏が掲げた
「拓鐵興琉」(鉄を拓いて琉球「沖縄」の発展に貢献する)です。
戦後の1953年に、鉄くずを収集・輸出し拓南商事を設立しました。

当時の沖縄では木造住宅で、
毎年のように台風被害に悩まされているなか、
米国統治下でフェンスの向こう側の基地内では、
鉄筋コンクリート住宅で台風被害もない状況でした。
「沖縄の住宅には鉄筋コンクリートが必要である」とする創業者の思いから、
鉄筋製造の原料供給による
拓南製鐵(株)を設立し鉄資源循環がスタートしました。

現在、生活環境も豊かになり、
家電や生活必需品から「拓鐵興琉」の精神のもと鉄資源だけではなく、
鉄以外の金属やプラスチックなど、
廃棄物からの資源循環も必要になっています。
こうした時代の変化に対応していくことは非常に重要な課題です。

私が長年関わった沖縄空手に「身随時応変」という言葉があります。
これは(相手の如何なる動きにも対応できる心身であること)という意味で、
拓南商事という会社も周りの変化に対応できるチームにしていきたいです。

社会貢献活動では、
リサイクルの大切さについて広く周知するために、
定期的な工場見学会の開催、地域の清掃活動も行い、
健康経営の取り組みとして、健康講演会や健康表彰を行っています。
その他にも、重機の操作技術の向上のため、
重機操作コンテストなども検討しています。

「拓鐵興琉」を心に刻みながら、
持続可能な社会を実現するために「身随時応変」で真摯に対応していきます。