更新日:2024.12.01

今月の家電リサイクル語録
「太信鉄源(株) 河東社長の言葉 

太信鉄源(株)
代表取締役社長  
河東 光浩 様

100年続く会社を目指して


当社は1974年に設立し、
今年ちょうど50周年の節目の年を迎えています。
「環境社会をリードし、時代の変化に対応して、
100年続く会社を作り上げよう!」
という経営理念を掲げています。

当社は創業時から環境ビジネスに取組んできており、
家電リサイクルにも2001年の施行当初から参画いたしました。
立上げ時は私自らパソコンにデータを入力するということもしておりましたが、
その後、人員を整え、徐々に処理できる品目を増やしてまいりました。
新規の解体ラインの立上げ、新しい手順の定着はなかなか苦労をいたしました。

順調に進展してきた家電リサイクルですが、
テレビ・冷蔵庫・洗濯機に比べ、
エアコンの回収率が低いことを非常に懸念しています。
古いエアコンには温暖化係数の高いフロンも入っており、
地球温暖化を阻止するためにもエアコンの適正な回収は非常に重要です。

いまだに多くのエアコンが不適正ヤードへ
持込まれている現状をなんとか変えたいと、
当社は日本鉄リサイクル工業会の一員として、
適正ヤード推進のあり方を重んじ、活動しています。
不適正ヤードでは、夜間操業による騒音や
リチウムイオン電池の不適正な扱いによる火災などの問題も起こっています。
社会問題の一つと捉えています。

エアコンを含む廃家電の適正回収・適正処理の重要性を周知するために、
子供向けのお仕事体験なども当社では行っております。
お子さんの参加を通じて、
保護者の方にも家電リサイクルの必要性が伝わっていると感じています。
地道な活動ではありますが、地球環境に貢献するため、
エアコン回収率向上に取り組んでまいります。

また、当社では従業員の方に長く働いてもらえるように、
人事評価制度の改革にも取り組んでいます。
人事考課に“自己評価”を付け加えることにより、
今までアピールできなかった人がアピールできるようになったり、
自分はできると思っていることが
他の人からはできていないと見られていると気づいたり、
様々な変化が起こっています。
社員のひとりひとりの幸せを追求して、
社員がみな「幸せだ」と言える社内環境づくりに励んでいます。

廃棄物がなくなることのない社会で、
我々の環境ビジネスは、
地球環境に大きく寄与できると考えております。
100年続く企業を目指して、当社にできることを続けてまいります。