今月の家電リサイクル語録
「(株)鈴木商会
駒谷社長の言葉 」
(株)鈴木商会
代表取締役社長 駒谷 僚 様
産学連携でリサイクル活動を推進
当社は現在、家電リサイクル事業をはじめ、
金属スクラップを加工・処理する資源リサイクル事業のほか、
自動車リサイクル事業や漁網リサイクル事業など、
多様なリサイクル事業に取り組んでいます。
こうした状況のなか、家電リサイクルに対して感じるのは、
法律によって厳格に定められたルールに基づき、
リサイクルを実践することの意識が非常に高い業界であり、
事業であるということです。
リサイクル処理を委託される企業も限られていることから、
この事業に携われることに誇りと責任を持って日々活動しています。
また、社会貢献活動の一環として、
高校や大学と連携したリサイクル学習の支援も行っています。
講師役として学校に出向き、
生徒・学生と一緒にリサイクルにまつわる課題に取り組みました。
高校生の学習事例としては、
不要になった衣類をバッグにアップサイクルするといった内容です。
こうした学習を通して、リサイクルすることの意義や喜びを感じながら、
家電リサイクルに対する理解も深めてもらえていればうれしく思います。
家電リサイクルに限らずどの業界にも言えることですが、
事業を継続・発展させていくためにも、人材の確保・育成はとても重要です。
自社をアピールする企業説明会などには
社長である私が出向くように心がけており、
企業のトップが直接応対するケースが少ないこともあってか、
学生の反応も上々で、毎年10名前後の新卒者を採用できています。
人材育成の面については、チームを組んで業務にあたる場面において、
若手社員にも責任のある役割を与えるようにしています。
業務効率だけを考えれば、経験豊富なベテラン社員に
チームリーダーを任せるほうが良いのかもしれませんが、
それでは社員が育ちません。
若手社員には責任者としての経験を積むことで、
大きく成長することを期待しています。
家電リサイクルは、
各種リサイクルの先頭に立って業界を牽引する事業であると感じています。
リサイクルプラントとして家電リサイクルの推進、
そして循環型経済の実現に貢献できるよう、
今後さらに努力していきたいと思います。